壁を破るために・・・

あきよぉ!元気

2009年01月11日 01:40

人は困難に遭うと二通りの対応をするといわれる。

 一つ目は「避けようとする人」。他に責任や解決を求めたり、言い逃れをしたりと。
 
ある人は人が入るくらいの蓋のない箱の中を例えに「箱から出ようとするが壁を乗り越えられず、方向を変えて行って壁にぶつかり、そこも乗り越えきれず、方向を変え・・・その先の壁も越えられず・・・箱の中をぐるぐると回り続ける」(ザ・バイブル/菊池英晃著)
とその虚しき姿を説いている。

 二つ目は「壁を破る、乗り越える人」である。ではどう壁を破るのか。

壁を見据えて断固として一歩も引かぬと決意をすることに全ての鍵があるという。以下の言葉は参考になるだろうか。

 「夢はあきらめた時に夢となり、失敗は挑戦を止めたときに失敗となる」(美人の日本語/山下景子著)

 「たとえ人に指さされ笑われようと相手にせず、・・・心中には願をかけ、一生の分かれ目は今ここだと死ぬまで能を捨てない覚悟をかためるほかはない。ここでやめてしまえば、能はそのまま止まってしまう」(現代誤訳 風姿花伝 世阿弥著 水野聡訳)

壁は破るためにある。越えられない壁はないと決めることだ。

壁を破るとは積年のしがらみで凝り固まった自らの殻を破ることを意味する。
そのとき本来の実力がつき、その力が次の壁を破るということだ。
その繰り返しの先に夢の実現があるということである。